移動介助

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実務者研修は、介護福祉士国家試験の実技試験が免除されます。実務者研修の中で介護技術に関する実技が必ず行われます。その中でも移動介助は、基本的な介護技術であり、必須項目となっています。

 

実際の実務者研修の中では、受講生がグループを作って、介助する役と、介助される役を交互に経験しながら介助法を学んでいきます。介助にあたっては、まず講師が見本を見せますので、受講生はその様子をよく観察することが大切です。観察するポイントは声掛けの仕方と、安全の確保をどのようにしているかです。

 

声掛けについては、講師が移動介助をする目的を必ず説明しますのでよく見ていてください。例えば「歯を磨くために、洗面所まで移動してもよろしいですか」などと声をかけます。「歯を磨きますよ」「移動しますよ」ではなく、主体である利用者の同意を取ってから介助する声掛けであることに注意します。
安全性については、例えば麻痺のある人を移動介助する場合、介助者が麻痺側に立っていることに注意してください。その理由は、麻痺側の脚は動きにくいので、麻痺側にバランスを崩しやすいからです。このように、常にその介助法の根拠は何か、その声掛けの理由は何かを考えながら、講師の見本を観察すると理解が早まります。逆に根拠を考えずに、手順や言葉だけを詳細に覚えようとしても、中々覚えられるものではありません。

 

実務者研修では、講師の見本がとても大切です。職場での介助法は一旦脇に置いて受講することが求められます。